囲碁の7大タイトルの一つ、王座戦五番勝負の第4局は井山裕太王座(35)が勝利しました。これで王座を防衛し、4連覇を達成するとともにタイトル獲得数を「77」とし、史上最多の単独1位となりました。

 井山王座に芝野虎丸九段(25)が挑戦している王座戦の第4局は午前10時から神奈川県秦野市で始まりました。

 ここまで2勝1敗の井山王座は勝利し、王座を防衛するとともに4連覇を達成しました。

 合わせてタイトルの通算獲得数を「77」とし、史上最多の単独1位としました。

 これまでタイトル獲得数「76」で井山王座と並び1位タイだった趙治勲九段(78)は「井山さんに僕の記録を追い越されるたび、原稿を頼まれます。不思議なことに怒りより感謝しか思い浮かびません。これですべての記録を破られたので最後の言葉なりました。遥か彼方に行ってしまった井山裕太さんの背中にありがとう」とコメントしています。

 井山王座は現在、碁聖、十段と合わせて3冠を保持していますが、年明けには棋聖戦で一力遼棋聖(27)に挑戦し、4冠目とともにタイトル獲得数の更新を狙います。

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