“複雑な構造”の料金箱の中から黒ずくめの2人組に現金が盗まれました。一体、どうやって。

 岐阜市の無人販売店。2人組が真っ先に向かったのは料金箱です。実は、この料金箱…。

被害店舗のオーナー 高井恵里華さん
「料金箱の中は複雑な作りで、頑丈にできている」

 防犯のために“複雑な構造”に作られているというのです。ところが2人組が取った行動は…。

 ハンマーで滅多打ちです。さらにバールで現金の投入口をこじ開けました。

 店には行ってから3分足らずの犯行でした。店によると、現金7000円ほどが盗まれたといいます。

 複雑な構造で頑丈だったからこその被害も…。

高井恵里華さん
「修理に大変時間がかかると業者から聞き、回復には時間がかかるので今は一時休業している」

 黒ずくめの2人組は岐阜県内の他の無人販売店にも。

 料金箱を台にチェーンでつないだり、金具を付け補強したりと“強化した料金箱”です。

 そこにやってきたのは黒ずくめの2人組。取り出したのはバールです。こちらの店でもバールが使われました。

 料金箱の投入口を壊していきます…が上手くいかなかったのか、2人は代わるがわる、のぞき込みます。

 ところが箱の側面などもたたかれ、結局、現金5000円ほどが盗まれました。

鶏ちゃんショップ鵜沼店 オーナー
「無人販売店は性善説に基づいて成り立っていた商売だと思う。ただこれだけ、うちだけじゃなくて、他の店もすごい数がやられているので、そうなってくると、このビジネスモデルが成り立たなくなってきているのかなと」

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