弁護士事務所の所得を隠して逮捕・起訴された弁護士の男が自身が実質的に経営する人材派遣会社を巡り、合わせて6400万円ほどを脱税したとして東京地検特捜部に再逮捕されました。

 弁護士の鈴木康之容疑者(53)はおととし6月までの2年間に約1億5400万円の所得を隠し、法人税など4200万円ほどを脱税したほか、消費税など約2200万円を脱税した疑いが持たれています。

 特捜部によりますと、鈴木容疑者は自身が実質的に経営する人材派遣会社で、架空の業務委託費を計上するなどの手口で所得を隠していたということです。

 特捜部は鈴木容疑者の認否を明らかにしていません。

 また、特捜部は代表を務めていた東京・千代田区にある法律事務所を巡り、法人税など約2700万円を脱税したとして、法人税法違反などの罪で鈴木容疑者を起訴しました。

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