2024年、特殊詐欺の被害が急増していることを受け、鹿児島県警では定期的に手口を公開しています。

5日、新たに4件の被害事例が公開され、そのうち1件では鹿児島県内の50代の男性が恋愛感情を利用し、金をだまし取る、いわゆるロマンス詐欺で約460万円の被害にあいました。

警察によりますと、2024年5月中旬、県内に住む50代の男性は、メッセージアプリLINEで見知らぬアカウントからメッセージを受け取り、これに返信したことから、「雅美」と名乗る女性とやり取りを始めました。

約2カ月に及ぶやり取りの中で、恋愛感情を抱くようになった被害男性に対し、「雅美」は「私は通貨取引によって利益を得ている。私たちは結婚するので一緒に始めよう」と投資話を持ちかけました。

被害男性は、勧められたアプリをインストールし、指示された口座に金を振り込んだところ、アプリ上で資産が増えたように表示されたことから、約460万円を入金し、騙し取られたということです。

その後、「雅美」と連絡が取れなくなったことから事件が発覚したもので、警察はその手口から「SNS型ロマンス詐欺」とみて捜査を進めています。

警察は、会ったことのない相手からの儲け話や金のやり取りは詐欺を疑い、警察や家族に相談するよう注意を呼びかけています。

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