自民党の元総裁で法務大臣経験もあり、現在、全国保護司連盟の理事長を務めている谷垣禎一氏は4日に党本部を訪れ、法務部会などの合同会議に出席しました。

この中で谷垣氏は、ことし5月に滋賀県大津市で保護司の男性が担当していた保護観察中の容疑者に殺害された事件に触れ「私も大変ショックで危機感を抱いている。事案の発生を受けてもなお、全国の多くの保護司が強い使命感を持ち、役割を果たし続けており、本当に頭が下がる思いだ」と述べました。

そのうえで、保護司が安心して活動できる環境整備が必要だとして
▽保護司が自宅以外で担当者と面接できる場所の確保や
▽複数の保護司で担当するしくみの拡充
▽それに、連携して活動する保護観察官の大幅増員などのため
予算の拡充を政府・与党側に要望しました。

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