今年10月、広島市東区で住宅に侵入して室内を物色したとして、男(27)が逮捕されました。広島市内では、突然、住宅を訪問する不審者の情報が相次いでいて、警察が関連を調べています。

住居侵入と窃盗未遂の疑いで逮捕された住所不定・職業不詳の田坂勇樹容疑者(27)は、今年10月24日、午後2時40分ごろ広島市東区山根町で98歳男性が暮らす住宅に侵入し、何かを盗もうとした疑いが持たれています。

男性から連絡を受けた親族が駆けつけると、田坂容疑者はその場を立ち去りました。
当時、住宅には男性一人がいて、田坂容疑者は男性に気づいていたとみられますが、部屋を物色したりタバコを吸っていたということです。

警察は親族からの情報をもとに捜査を行い、田坂容疑者の容疑が浮上したため3日、逮捕しました。
警察の調べに対し、「記憶にない」と容疑を否認しています。

今年10月以降、広島市内を中心に「トイレを貸してくれ」「ジュースをくれ」などと言って突然、住宅を訪問する不審者情報が相次いで確認されていて、不審者の目撃情報と田坂容疑者の特徴が似ていることから、警察は同一犯である可能性が高く、およそ20件の余罪があるとみて事件の経緯を詳しく調べています。

一方で田坂容疑者の供述などから「闇バイト」との関連はないとみています。

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