(菅井貴子気象予報士が解説)午後5時20分

◆きょう3日(火)の気温 
 日本海側は、最高気温は朝に観測されたと所が多く、
 午後は、急速に気温が下がりました。
 一方、道東は、季節外れの高温で、
 根室市は13.6℃で、12月としては記録的な暖かさでした。

◆今夜~あす朝にかけて予想降雪量
 上川北部、留萌地方の全域で最大10センチです。
 あす朝は軽く雪かきが必要かもしれません。
 札幌市内は、ほとんど降らず、市内の山間部で3センチ前後です。

◆あす4日(水)の天気・気温
 全道的に雪の所が多いでしょう。
 札幌市内は、昼前後に、にわか雪がありそうです。
 上川、空知地方で、降雪量が多く、最大30センチです。
 雷を伴い、勢いよく湿り雪が降る可能性がありますので、気を付けて下さい。
 最高気温は、道北でマイナスの真冬日でしょう。
 12月らしい厳しい寒さとなりそうです。

◆寒冷渦(かんれいうず)
 北海道の西に、大きな渦をまくような風の流れがあります。
 “寒冷渦”とよばれるもので、中心に強い寒気を伴い、
 大気の状態が非常に不安定になります。
 今週後半は、北海道も寒冷渦の影響を受け、
 次々に雪雲がかかり、週末にかけて、寒さも厳しくなるでしょう。

◆週末にかけてのポイント
 ・4日(水)
 全道的に雪が降りやすくなりますが、
 上川、空知地方は、降雪量が30センチと多くなるでしょう。
 ・5日(木)
 前日と同じエリアで雪が続き、
 上川・空知地方は、さらに30~50センチです。
 積雪が急激に増えますので、雪の事故にご注意下さい。
 ・6日(金)
 全道的に天気が崩れ、
 水分含んだ湿り雪や、沿岸部は雨が降りそうです。
 札幌周辺は、活発な雪雲がかかりやすく、
 午後は、積雪が増えるでしょう。
 そのまま根雪になりそうです。
 ・7日(土)・8日(日)
 日本海側は雪で、沿岸部はふぶくでしょう。
 特に、石狩北部、留萌、空知地方で、雪の量が多くなりそうです。
 寒さも厳しく、各地で、最高気温が0℃未満の真冬日となるでしょう。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。