札幌地裁
北海道警に2021年6月、長男を監禁した容疑で逮捕され、嫌疑不十分で不起訴となった20代女性と、当時弁護人を務めた河西宏樹弁護士が、違法な取り調べで精神的苦痛を受けたとして北海道に計160万円の損害賠償を求めた訴訟で、札幌地裁は3日、弁護人の差し入れた「被疑者ノート」を留置場担当者が持ち去ったのは接見交通権の侵害に当たるとして計25万円の賠償を命じた。 布施雄士裁判長は判決理由で、ノートの修繕を理由に女性の手元から引き離した行為が「留置施設の管理の必要から許容される限度を超え、違法」と指摘した。女性を萎縮させたことは否定できないとし、黙秘権侵害も認定した。記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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