大阪公立大(旧大阪市立大)病院で2019年、手術後に鎮静剤を投与した男性の経過観察などを怠り低酸素脳症にさせたとして業務上過失致傷の疑いで書類送検された同病院の医師や看護師ら関係者4人について、大阪地検が2日付で不起訴処分(嫌疑不十分)としていたことが分かった。

男性は意識不明のまま入院していたが、肺炎により23年7月に83歳で亡くなった。遺族は不起訴処分を不服として検察審査会に申し立てる方針。

遺族は11月、医師らが適切な措置を怠ったのが原因だとして、同病院に約1億5千万円の損害賠償を求め大阪地裁に提訴している。

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