贈賄などの罪に問われているのは、福島県石川町の志賀建設の元役員・添田保雄被告と元顧問の関根徳夫被告。
起訴状によると、2人は令和元年から令和5年までの間、石川町が発注した公共工事の入札で前町長の塩田金次郎被告から秘密事項の設計金額を教えてもらい、見返りとして合計36万円相当の缶ビールなどを贈ったなどとされている。

2人は福島空港内の道路工事の入札などでも福島県職員から秘密事項の設計金額を聞いたなどとして起訴されている。

12月2日の初公判で、添田被告と関根被告は「間違いありません」とそれぞれ起訴内容を認めた。検察側は「社会の信頼を著しく害した悪質な犯行であるうえ、常習性も認められる」などと指摘し、2人にそれぞれ懲役2年を求刑した。
一方、弁護側は執行猶予付きの判決を求めた。

判決は1月29日に言い渡される。

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