今年の世相を映した言葉や話題になった言葉に贈られる「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」が2日発表された。大賞はドラマ「不適切にもほどがある!」を略した言葉「ふてほど」が選ばれた。
ドラマは1980年代から現代にタイムスリップした阿部サダヲさんが演じる主人公を中心に昭和と令和、それぞれの時代に生きる人の価値観や悩みを描いたコメディー。現代では「不適切」な主人公の言動が反響を呼んだ。
ほかにトップテンには7月発行の「新紙幣」、米大リーグの大谷翔平選手が史上初めて1シーズンに50本塁打と50盗塁を達成した「50-50」が入った。
日本勢が20個の金メダルを獲得したパリ五輪にまつわる言葉が目立った。陸上女子やり投げの金メダリスト、北口榛花選手が口にした「名言が残せなかった」が受賞。昭和生まれの総合馬術団体チーム「初老ジャパン」も話題になった。
SNSで強盗などの実行役を募る事件が相次ぐなか、犯罪でないように装って募集する「ホワイト案件」が選ばれた。不動産をめぐる詐欺グループを描いたドラマ「地面師たち」の劇中で登場人物が口にするセリフ「もうええでしょう」も入った。
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