誕生日を前に撮影に臨む愛子さま(11月22日、皇居・東御苑)=宮内庁提供

天皇、皇后両陛下の長女、愛子さまは1日、23歳の誕生日を迎えられた。4月に日本赤十字社(東京・港)に就職し、秋には初の単独地方公務として佐賀県を訪問された。皇室の一員としての経験を積みながら、社会人としての歩みも一歩ずつ進められている。

愛子さまは日赤で、ボランティアに関する情報誌の編集や研修会の運営などを担当されている。側近によると、仕事にやりがいを感じつつ、社会人として成長できるよう、日々の業務に真摯に取り組まれているという。

訪問した佐賀県の名尾手すき和紙を見る愛子さま(11月22日、皇居・御所)=宮内庁提供

皇族としての務めにも励まれている。各学問分野の第一人者から講義を受ける1月の「講書始の儀」や、両陛下が主催する「園遊会」などに初めて臨まれた。10月に初の単独での地方公務として佐賀県を訪問し、国民スポーツ大会の陸上競技などを視察された。

9月には能登半島地震の被災地を訪問する予定だったが、直前に発生した記録的豪雨により取りやめられた。側近によると、今年発生した様々な災害には、深く心を痛められているという。

三笠宮妃百合子さまが亡くなり、様々な葬儀関連の行事に出席された。百合子さまと会った様々な機会を思い起こし、寂しく思われているという。

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