名古屋市中区丸の内の工事現場では先月17日、全長およそ1メートル20センチ、重さ250キロのアメリカ製の不発弾が見つかりました。
不発弾は、爆発しないように、自衛隊が信管を保護する対応を取った上で、土のうに囲まれた状態で工事現場に置かれていて、30日午前10時から信管を取り除く作業が始まりました。
対策本部によりますと作業は今のところ、問題なく進んでいるということです。
また、不発弾が見つかった場所から半径およそ200メートルの範囲は、安全確保のため警戒区域とされていて、外から立ち入れないよう規制されています。
区域の外側にある小学校の体育館には避難所が設けられ、30日午前8時半からは区役所の職員などが区域内の住民に避難を呼びかけていました。
近くで働く50代の男性は「きょうは作業がある場所は避けて通ろうと思います。戦争の負の遺産は、次の世代に残さないようにきれいになくしてほしい」と話していました。
区役所によりますと不発弾の信管が取り除かれ、安全が確保された段階で立ち入りの規制も解除されるということで、その後、不発弾は現場から運び出されるということです。
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