富士河口湖町にあるコンビニ周辺では、店舗越しの富士山を撮影しようと外国人観光客などが集まり、交通量の多い道路を横断するなどの危険な行為が相次いだため、町はことし5月、歩道沿いに富士山を見えなくする幕を設置しました。

その後、町は「大きなトラブルはなくなった」として幕を外し、代わりに防護柵を増やすなどの対応を進めていましたが、冠雪した富士山を目当てに再び観光客が集まっているということです。

これを受けて渡辺英之町長は29日の記者会見で「徐々に観光客が増えていて危険な道路の横断が目立つようになった」と指摘しました。

そのうえで、店舗側の歩道沿いに防護柵を6メートルの区間、設置することや、警察と協議して近くにある横断歩道の塗装を緑色と白色に変えて目立たせる対策を講じる方針を示しました。

一方、渡辺町長は「周辺ではゴミのポイ捨ては減り撮影の順番を守るなどのマナーはよくなっている」と述べたうえで、今の時点で幕の再設置は考えていないことを明らかにしました。

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