国土交通省によりますと、28日午前0時ごろ、成田空港を出発したスプリング・ジャパンの貨物機が管制官から着陸許可を得て、新千歳空港に着陸しようとしていたところ、滑走路に工事車両が誤って入り、横切りました。

当時、貨物機の機長は滑走路上に光っているものを見つけ、管制官に知らせたということです。

この際、貨物機と工事車両は1キロ以上離れていたため、管制官はそのまま着陸許可を継続し、貨物機は無事に着陸したということです。

貨物機には機長らパイロット2人が、工事車両にはドライバー1人が乗っていましたが、けがや機体の損傷などはありませんでした。

工事車両のドライバーは誘導路の工事に向かう途中で、管制官の許可を得ないまま誤って滑走路に入り、横断したということです。

運輸安全委員会は事故につながりかねない「重大インシデント」として30日、事故調査官2人を現地に派遣し、調査を始めることにしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。