ドラッグストアで大量に万引きされた化粧品などが国内にある複数の拠点に送られたあと、ベトナムに持ち込まれている疑いがあるとして、警視庁や岐阜県警などは、27日、埼玉や千葉、それに大阪にある拠点を一斉に捜索し、ベトナム人2人を逮捕しました。
このうち大阪市内の貿易会社の社員グエン・フウ・トウ容疑者(29)は、ことし7月、愛知県豊橋市のドラッグストアで万引きされた化粧品41点が入った段ボール箱を受け取ったとして、組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕され、29日検察庁に送られました。
また、妻で、会社の代表を務めるグエン・ティ・ニャット・レ容疑者(28)ら2人も共謀して盗品を受け取っていたとして新たに逮捕しました。
捜査関係者によりますと、この会社からはおよそ200枚の配送伝票が押収されたということで、各地のドラッグストアで万引きされた化粧品などが宅配便で会社に送られたあと、容疑者らがまとめて関西空港まで運んでいたとみられています。
警視庁などは、盗品の流通ルートの解明を進めるとともに、今後、指示役についても捜査することにしています。
調べに対し、3人はいずれも「盗品とは知らなかった」などと容疑を否認しているということです。
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