秋田県内では25日から28日にかけて、市街地でのクマの目撃情報が相次いぎました。能代市では26日、高校の近くなどで相次いでクマが目撃されました。周辺を走行する車のドライブレコーダーがその姿を捉えました。

26日午後7時10分ごろ、能代市の住宅街の駐車場で、ドライブレコーダーが暗闇を駆ける黒い影を捉えました。正体は「クマ」です。

26日から27日にかけて、能代市中心部の高校や商業施設、住宅の敷地内などで、相次いで体長50センチから1メートルのクマが目撃されました。

映像の投稿者は「市街地にクマが出没したのは初めて。子どもが帰宅時に遭遇したり、車庫にとどまることがなくてよかった」と話していました。

県自然保護課は、相次ぐ市街地への出没について「クマが餌を探して動き回るうち、市街地に迷い込んだ可能性はあるが、農作物はおおむね収穫の時期を過ぎ、これまでに食害は確認されていないので、はっきりとした原因は分からない」と話しています。

その上で「クマが入れるような建物は戸を閉め、屋外にクマを誘引する食べ物を置かないなど、引き続き基本的な対策を続けてほしい」と呼びかけています。

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