中国人インフルエンサーが、全国各地で庁舎や議会の中に無断で立ち入って撮影。
その映像をSNSに多数投稿していたことが分かりました。

鳥取県の北栄町にある町議会の内部を無断で撮影した映像があります。

中国人インフルエンサー:
各部署のリーダーの席ですね。本人が来庁するときには、これを立てますね。議長の席に座ってみようと、どんな感じかなぁー。「参上!すごいね!よし!議長です。みなさん、こんにちは!私はきょう、多くは語りません。発言したい議員さん、どうぞお話しください」。

さらに、同じ鳥取県にある倉吉市でも…。

中国人インフルエンサー:
公務員たちはこのような内装なしの部屋で勤めています。見てください!一望できますね。日本の働く環境が好きですね。誰かがサボってしまったら、すぐ分かります。

一方、奈良・大和郡山市では…。

中国人インフルエンサー:
悪くないね。ここは副議長室、副議長「西村千鶴子」です。議長「西川貴雄」です。2人で1つの部屋を使っていますね。こちら側はスケジュールです。本日は木曜日、何の予定もありませんね。

ホワイトボードに書かれたスケジュールまで紹介していました。

山形県の新庄市でも、議長・副議長室の動画を投稿。
ここで意味深な言葉が飛び出します。

中国人インフルエンサー:
本日、議長は隣で市議会に出席しているはず。不在です。

まるで不在を把握していたかのような発言。
他の場所でも同じようにスケジュールを調べていたのでしょうか。

番組が調べたところ、この中国人インフルエンサーのSNSでは、少なくとも15カ所以上の自治体の建物に入り撮影を行っていました。

こうした行為は、建造物侵入などの疑いがあるとみられます。
一体何が目的なのでしょうか。

中国SNS事情に詳しい周来友氏:
目的はバズらせる。中国だと、役所というのはものすごく豪華。おそらく町で一番豪華なところ。日本の役所というのは、意外と質素。それがまたインパクトが強い。

「イット!」はこの中国人インフルエンサーにSNSを通じてコメントを求めました。

中国人インフルエンサー:
私は問題であるとは思っていません。公共の場ですので。もしこういう投稿に問題があれば、そもそもこのSNSに投稿ができないと思います。ご存じのように、中国の審査基準は日本よりはるかに厳しいです。

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