埼玉県川口市の職業不詳、臼田敦伸容疑者(49)は、先月19日に東京・永田町の総理大臣官邸前の侵入防止用の柵に車で突っ込み、警察官に発炎筒を投げたとして公務執行妨害の疑いで逮捕されました。
またこの直前、自民党本部前で殺傷力の高い火炎瓶を投げたとして殺人未遂などの疑いで再逮捕されています。
容疑者は複数のガソリン入りの容器を車に積んで現場に持ち込んでいましたが、これまでの調べで、持ち込んだガソリンの量がおよそ200リットルにのぼっていたことが、捜査関係者への取材でわかりました。
可燃性のあるエタノールやエチレングリコールが入った容器もあり、警視庁はこれらに引火すれば大きな爆発につながったおそれもあるとして、入手ルートなどを引き続き調べています。
調べに対し、容疑者は黙秘を続けているということです。
一方、東京地方検察庁は、刑事責任能力を確認するため11月21日から容疑者の鑑定留置を行っています。
来年2月下旬までの3か月間の予定で、当時の精神状態などを専門家が確認するものとみられます。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。