文部科学省の調査で高校生の約7割が視力1.0未満であることが分かりました。小学校では約4割、中学校では6割を超え、子どもの視力低下が続いています。

 文科省の学校保健統計調査は、2023年度に全国の5歳から17歳までの子どもたち約320万人を対象に実施されました。

 調査結果によりますと、裸眼で視力1.0を下回る割合は小学校で約38%、中学校で約61%、高校では約68%となりました。

 新型コロナウイルスの影響で調査期間が異なるため、過去の数字とは単純に比較できないということですが、10年前と比較すると小中学校で約7ポイント、高校では約2ポイント増えていて、子どもたちの視力低下が進んでいます。

 文科省や専門家は、スマートフォンやタブレットの利用など子どもを取り巻く環境の変化を要因に挙げています。

 一方、幼稚園から高校のすべてで虫歯がある子どもの割合は過去最少となりました。

 給食後の歯磨き指導や各家庭における歯の健康への意識が向上したことによるものとみられるということです。

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