暴力団員として活動を再開しながら、届け出の義務があるにもかかわらず隠したまま生活保護費を約16万円をだまし取っていたとして、札幌市中央区に住む40歳の無職の男が詐欺の疑いで逮捕されました。
男は2024年5月1日から11月1日までの7か月間、4月8日ごろから暴力団員としての活動を再開しながら、札幌市に届け出る義務があるにもかかわらず隠したまま生活保護費16万4616円をだまし取った疑いが持たれています。
札幌市によりますと、男は2021年7月19日付で生活保護開始の決定を受け、生活保護費を受給していました。
申請時には「昔は暴力団員だったが、今は違う」との趣旨の話をしていて、札幌市の警察への照会でも暴力団員ではなかったため、生活保護を受けていました。
2024年3月時点でも暴力団員として活動していませんでしたが、その後の警察の捜査で、男が4月下旬から暴力団員に戻っていたことが発覚。容疑が固まった11月25日に逮捕しました。
調べに男は「暴力団員ではありません」と容疑を否認しています。
札幌市は「警察の捜査状況を見ながら、不正受給が確定次第、返還徴収を決定し、弁済を求めていく」としています。
札幌市によりますと、暴力団員は国の規定で、生活保護を受けることはできません。
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