東京地裁

 サッカー日本代表の伊東純也選手(31)が、同意なく性行為をされたとする女性2人の刑事告訴は虚偽だとして、女性側に計約2億円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が26日、東京地裁であり、女性側は示談に応じなかったことへの報復的な訴訟だとして請求棄却を求めた。  伊東選手側の代理人弁護士は意見陳述で「女性らは示談金の要求などを目的に虚偽の内容を週刊誌に報道させ、伊東選手らに多大な損害を与えた」と主張した。  女性側の代理人弁護士は「真摯な謝罪が得られなかったのでやむなく告訴した女性らに対する嫌がらせ目的の訴訟だ。被害申告の内容に虚偽はない」と反論した。  訴状では、告訴は伊東選手の名誉や信用を毀損し、スポンサー契約を打ち切られたことなどに伴う損害が生じたとしている。  女性2人は、伊東選手と昨年6月に飲食した後、大阪市のホテルで被害を受けたとして、準強制性交容疑などで大阪府警に告訴。伊東選手側も2人を虚偽告訴容疑で告訴したが、書類送検を受けた大阪地検が今年8月、いずれも嫌疑不十分で不起訴とした。

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