発熱や咳(せき)などの症状が出るマイコプラズマ肺炎の患者数が3週ぶりに増加に転じ、過去最多を更新しました。

 国立感染症研究所によりますと、17日までの1週間に全国の医療機関から報告されたマイコプラズマ肺炎の患者数は、3週ぶりに増加に転じ、1医療機関あたり「2.84人」でした。

 10月の「2.49人」を超え、1999年に現在の方法で統計を開始して以来過去最多となります。

 都道府県別に見ると、最も多いのは福井県の「8.83人」で、茨城県が「4.92人」、京都府が「4.71人」でした。

 マイコプラズマ肺炎は、発熱や倦怠(けんたい)感、乾いた咳が長引くなどの症状がみられ、一部の人は肺炎になり重症化することもあるということです。

 飛沫(ひまつ)感染などで広がることから、厚生労働省は手洗いなどの基本的な感染対策や咳の症状がある場合にはマスクの着用を呼び掛けています。

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