新型コロナの無料抗原検査事業で補助金を不正受給したとして、社長が逮捕・起訴されている愛媛県松山市のエンゼル調剤薬局が10月31日、松山地裁から破産手続きの開始決定を受けていたことがわかりました。
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破産手続きの開始決定を受けたのは、松山市などで「エンゼル薬局」の屋号で複数の調剤薬局を運営する『エンゼル調剤薬局』と『エンゼル』です。
東京商工リサーチ松山支店によりますと、エンゼル調剤薬局は新型コロナウイルスの抗原検査で無料化支援事業の認定を受け、松山市内の薬局の敷地内などで検査を実施。
この中で県警は今年7月、おととし1月から6月にかけて、検査の回数を約2700件金額にして約1220万円分水増しして県に補助金を請求しだまし取った疑いで、沖恵子社長を逮捕、沖社長はその後詐欺罪で起訴されています。
このため、対外信用が失墜し経営が大きく悪化したということで、関連するエンゼルも連鎖し今年8月に松山地裁から破産法による業務及び財産の管理を命じられていました。
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店舗は、10月1日付で同業者が引き継いでいます。
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