東京・池袋の暴走事故で実刑判決が確定した飯塚幸三受刑者(93)が亡くなったことを受けて、事故で妻と子どもを失った松永拓也さんが「悲劇を繰り返さないための道を考える」とのコメントを発表しました。
飯塚幸三受刑者は2019年、東京・池袋の暴走事故で母子2人を死なせた罪などに問われ、禁錮5年の実刑判決を受けました。
2021年に刑務所に収容されましたが、関係者によりますと、飯塚受刑者は先月、老衰のため亡くなったということです。
妻と3歳の娘を亡くした松永拓也さんはXで、「妻と娘は、本当に無念だったと思います。ただ、飯塚さんにとっても、大きな責任を背負いながら刑務所で最期を迎えたことは、とても無念だったことでしょう」とコメントしました。
そのうえで、「飯塚さんの逝去を受け、私たち社会がすべきことは、彼を非難し続けることではなく、彼の経験から学び、同じような悲劇を繰り返さないための道を共に考えることだと思います」としています。
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