三笠宮妃百合子さまの通夜が24日、赤坂御用地(東京・元赤坂)の三笠宮邸で営まれた。秋篠宮ご夫妻をはじめ皇族方が参列され、親族や閣僚らも出席した。喪主で百合子さまの孫、彬子さまは、ひつぎに向かって一礼し、秋篠宮ご夫妻らが続かれた。
百合子さまのひつぎは、白い布で壁を覆った「正寝(せいしん)」と呼ばれる部屋に安置された。ひつぎの周りは花などが供えられ、室内の照明が落とされると、参列者は百合子さまをしのんだ。
これに先立ち天皇、皇后両陛下は同日午後、宮邸を弔問された。皇室の慣例で、両陛下は一連の葬儀関連の儀式に参列されない。両陛下に続き、上皇ご夫妻も宮邸を弔問された。
通夜を前に宮邸では、ひつぎを安置されていた部屋から通夜会場に移す「正寝移柩(いきゅう)の儀」が行われた。通夜は25日も執り行われ、26日には本葬にあたる「斂葬(れんそう)の儀」が豊島岡墓地(東京・文京)で営まれる。
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