琉球大の狩俣繁久名誉教授を中心とする研究チームは今月、琉球列島(沖縄県、鹿児島県・奄美群島)の方言を収録した辞書を横断検索できるウェブサイト「大琉球語辞典」を開設した。島や地域ごとに異なる方言を瞬時に比較できるのが特徴で、多くの単語には研究チームが録音した音声データが添えられている。  国連教育科学文化機関(ユネスコ)は2009年、琉球列島で使われる複数の方言を消滅の危機にあるとした。サイトの開設には、方言の継承と活用を促す狙いがある。  横断検索できるのは、那覇市首里地区の旧士族の方言を収録した「沖縄語辞典」、奄美大島の大和村大和浜の方言をまとめた「奄美方言分類辞典」、沖縄県今帰仁村の方言を載せた「沖縄今帰仁方言辞典」などの6種類。例えば「食事」について検索すると、沖縄語辞典では「ウブン」、奄美方言分類辞典では「ムン」と記載されていることが分かる。  研究チームでは、沖縄県の石垣島や伊是名島などで使われる方言を収めた辞書4種を追加で検索できるようサイトを更新し、各単語に添える音声も充実させる方針だ。

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