沖縄の南の海上 海保の大型巡視船が漁船と衝突 けが人なし

第11管区海上保安本部によりますと、23日午前7時ごろ、沖縄県糸満市の喜屋武岬から南南東に80キロの海上で、那覇海上保安部に所属する大型巡視船「りゅうきゅう」と、沖縄近海鮪漁協に所属するマグロはえなわ漁船の「第一成福丸」が衝突しました。

海上保安本部によりますと、大型巡視船の右の側面と漁船の船首部分がぶつかり、船首に設置されたマストと呼ばれる柱が曲がるなどしたということです。

けが人はおらず、船への浸水や現場での油の流出なども確認されていないということです。

また、いずれも自力で航行できる状態で、午後7時半ごろまでに所属する那覇港に戻りました。

海上保安本部は今後、双方の乗組員から話を聞くなどして詳しい経緯を調べることにしています。