原発から出る、いわゆる「核のごみ」の最終処分場の選定に向け、全国で初の「文献調査」の報告書が北海道・寿都町と神恵内村、そして鈴木知事に手渡されました。

 原子力発電環境整備機構(NUMO)は11月22日、鈴木知事と、全国で初めて「文献調査」が行われた寿都町、神恵内村に報告書を提出しました。

 核のごみの最終処分場選定の第1段階にあたる「文献調査」は2020年に始まり、報告書は次の「概要調査」に進むことができると結論づけ、寿都町全域と神恵内村の南側の一部を候補地としました。

 概要調査に進むには町村長と知事の同意が必要ですが…

 「道の(核抜き)条例については、道内の処分場を受け入れる意思がない考えで制定された。仮に概要調査に移行する場合は反対の意見を申し上げる」(鈴木知事)

 2025年2月までに北海道各地で説明会が行われ、2町村はその後、住民投票を行う予定です。

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