訴状によりますと都内の70代の女性は3年前、スギ薬局で調剤された薬を服用して1か月後に意識を失い翌年に亡くなりました。

その後、持病ではない糖尿病の薬が含まれていたことが分かり、遺族がスギ薬局などに賠償を求める訴えを起こしました。

22日、東京地方裁判所で裁判が始まりましたが、スギ薬局が「調剤ミスによって意識障害に至らせ、ご遺族とお話もできずお亡くなりになったことについて深く謝罪する」と伝え、遺族におよそ4200万円を支払うことで和解が成立しました。

都内で開かれた会見で、死亡した女性の長男は「スギ薬局には人の命が亡くなったことの責任の重さを受け止めて反省してほしい」と話していました。

スギ薬局の親会社の「スギホールディングス」は「深くおわび申し上げます。店舗管理と再発防止を徹底して参ります」とコメントしています。

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