それによりますと、昨年度の国内の発電量は速報値で9854億キロワットアワーとなり、前の年度より1.6%減りました。

電源の割合を見ますと、火力が68.6%で前の年度より4ポイント減った一方、太陽光や風力などの再生可能エネルギーが1ポイント増えた22.9%、原子力も2.9ポイント増えた8.5%でした。

原子力の割合が増えた理由について経済産業省は、福井県の関西電力高浜原子力発電所の再稼働などを挙げています。

国は2030年度には再生可能エネルギーの割合を「36%から38%」、原子力を「20%から22%」に引き上げる目標を掲げていて、達成にはさらなる上積みが必要になります。

さらに経済産業省は2040年度の電源の割合をどうするか新しいエネルギー基本計画の議論を進めていて、来月中には素案をとりまとめる方針です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。