東京都千代田区の靖国神社で8月に石柱への落書きが見つかった事件で、警視庁は21日、器物損壊と礼拝所不敬の疑いで、中国籍の10代少年の逮捕状を取った。捜査関係者への取材で分かった。少年は既に香港に出国したという。
捜査関係者によると、8月18日午後10時過ぎ、黒いフェルトペンのようなもので、石柱に中国語で「トイレ」を意味する文字を書き、公然と不敬な行為をした疑いがある。落書きは1人でしたとみている。
少年は事件数日前に複数人で来日し、新宿区内のホテルに滞在。8月18日夜に石柱の台座に上がる様子が防犯カメラに残っており、落書きの画像を中国のSNSに投稿したとみられる。翌19日午前3時50分ごろに神社職員が落書きを見つけ、110番した。
この石柱は5月31日にも赤いスプレーで「Toilet」と落書きされ、東京地検が7月に器物損壊と礼拝所不敬の罪で中国籍の男を起訴。警視庁は、事件に関与した疑いで別の中国籍の男2人の逮捕状を取り、指名手配した。〔共同〕
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