秋田県内で詐欺による多額の被害が続いている。仙北市の60代男性が「ソフトバンク」をかたる特殊詐欺の被害に遭い、現金約1760万円をだまし取られていたことが20日、分かった。
10月22日、仙北市の60代男性のもとに「ソフトバンク」を名乗る人物から「ご利用料金について確認したい事がございます」とメッセージが届いた。
男性がメッセージに記されていた電話番号に連絡したところ、「日本個人データ保護協会のミヤモト」をかたる男から「あなたは複数の投資会社に会員登録しており、1年間滞納している」「指定する口座にお金を振り込む必要がある」と言われ、指示されるままに現金を振り込んだ。
さらに、「日本ネットワークセキュリティー協会のハセガワ」をかたる男から電話があり、「ランサムウェアに感染したあなたのスマホが発信元になり、93人の被害者が出て5600万円の損害が出ている」「サイバー保険が適用されるが、無制限補償とするには600万円の支払いが必要」などと言われたほか、損害賠償が発生しているなどとして支払いを要求された。
男性は194回にわたり、指定された口座に現金約1760万円を振り込みだまし取られた。
警察は、通信会社などをかたり「未納金が発生している」などとして金銭を要求する詐欺の手口があるとして、注意を呼びかけている。
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