「陶芸の杜おおぼり」の登り窯で焼いた、自身の作品を手にする佐藤哲慈君(左端)=3日午前、福島県浪江町

 東京電力福島第1原発事故による避難指示が昨年3月に一部解除された福島県浪江町大堀地区で3日、国指定伝統的工芸品「大堀相馬焼」の物産会館「陶芸の杜おおぼり」の登り窯から、4月に焼いた地元児童らの作品を取り出すイベントがあった。窯出しは原発事故後初めてで14年ぶり。避難先で作陶を続ける窯元らによる展示販売会も同時開催されにぎわった。  午前10時ごろ、焼き上がった作品が登り窯から取り出された。町立なみえ創成小2年の佐藤哲慈君(7)は自ら作ったコップを手に取り「できあがったものを見られて、うれしかった」と話した。  大堀相馬焼は疾走する馬の絵付けや「二重焼き」と呼ばれる中空構造が特徴。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。