女性ダンサーに下半身を露出させ、客に見せたとして、大阪府警は20日、大阪市北区のストリップ劇場「天満東洋ショー劇場」の経営者、田代勝也容疑者(66)=同区黒崎町=と従業員やダンサーら計10人を公然わいせつ容疑で現行犯逮捕したと発表した。

 19日夜の営業中に捜査員が劇場に摘発に入った。田代容疑者は容疑を認めているという。

 曽根崎署によると、逮捕容疑は19日午後8時ごろ~10時ごろ、共謀して劇場の観客約60人の前でダンサーに下半身を露出させ、劇場側が用意したデジタルカメラで撮影させるなどしたというもの。下半身をライトで長時間照らす演出も行われていたという。

 劇場のウェブサイトによると、客席数は129席で「西日本最大級」とうたう。署によると、2時間の公演が1日4回あり、客数は毎回約40人ほど。近年は外国人観光客の姿も目立つという。年間の売り上げは約2億6千万円とみられる。

 府警のストリップ劇場の摘発は12年ぶり。今年4月、「出演者がショーで下半身を露出している」と情報提供があり、署が調べていた。(近藤咲子)

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