水戸警察署で19日に感謝状が贈られたのはメスで3歳のゴールデンレトリーバー「おもち」と飼い主で水戸市に住む看護師の永山里紗さん(30)です。

「おもち」は、先月12日の夕方、水戸市内を永山さんと散歩していたところ、歩道に座り込んでいた女性を見つけました。

座り込んでいたのは、同じ日に家族から行方不明の届けが出されていた83歳の女性で、警察が駆けつけるまでの間、「おもち」は女性を心配するように寄り添っていたということです。

感謝状とともにドッグフードが贈られると、「おもち」は興奮した様子でした。

永山さんは「本当に『よく気づいたね』という気持ちです。その日の夜は『おもち』といっぱい遊びました。困っている人がいたら勇気を出して声をかけることを意識し行動していきたいです」と話していました。

また、87歳の女性を保護し自宅まで送り届けたとして、大洗町の小沼涼介さん(31)にも感謝状が贈られました。

水戸警察署の小森正彦 署長は「高齢者が行方不明になるケースは増える傾向にあり、地域の皆さんにはこれからも協力をお願いしたい」と話していました。

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