全国の一般送配電事業者10社は20日、豪雨で電力設備に甚大な被害が発生したとの想定で、迅速に復旧するための作業訓練を広島市で実施した。災害時に相互に応援を派遣し、関係機関とも連携しながら早期の復旧を図る狙い。10社集まっての訓練は今回が初めて。
訓練は陸上自衛隊や民間企業も合わせ約400人が参加。線状降水帯による集中豪雨で、中国地方全域で土砂崩れや河川の氾濫が発生、約40万戸が停電した状況を想定し、各事業者が手分けして高所作業車などを使いながら、切れた電線をつないだり、折れた電柱を仮復旧したりした。
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