来年4月の開幕まで140日余りとなる中、警察庁の露木長官は会場の警備や雑踏事故の防止対策を確認するため、19日から2日間の日程で、万博会場となる大阪 此花区の夢洲や、海外から訪れる要人が利用する関西国際空港などを訪れています。
このうち、夢洲では、会場のシンボルとされるリング状の木造建築物「大屋根リング」に登り、大阪府警察本部の担当者から整備の進捗(しんちょく)状況や会場での人の流れなどについて、説明を受けました。
大阪・関西万博は来年4月13日から半年間の日程で開催され、期間中、国内外から2800万人余りの来場が見込まれるということで、鉄道や道路の混雑の緩和が課題となっています。
また、期間中、参議院選挙が行われることから要人警護の徹底も課題となっています。
露木長官は「海外では、安全保障をめぐる情勢が非常に厳しくなっており、国際テロの脅威が現実のものになっていると感じる。今回の万博警備は大変複雑かつ困難なオペレーションになるのではないかと思うが、事業者などと連携し、協力していくことがポイントになってくると思う」と述べ、今回の視察の結果を警備計画に反映させ、万博の警備に万全を尽くす考えを示しました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。