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 ゴールデンウィークの観光地にクマが相次いで出没し、緊迫する事態となっています。専門家は「人に慣れたクマが増えている」と、注意を呼び掛けています。

■専門家「大声を出して驚かせずに…」

 岩手県盛岡市内の観光施設。ゴールデンウィークということもあり、家族連れでにぎわうなか、取材中のANNスタッフがクマと遭遇しました。  そこは、観光施設から100メートルしか離れていない所でした。  岩手県にある、伝統工芸品や郷土料理などの手づくり体験ができる観光施設「盛岡手づくり村」。この付近では、先月28日から子グマが複数回目撃されていて、今月1日や2日も目撃情報が寄せられました。  通報からおよそ3時間後、取材班が現場に到着すると、そこには子グマの姿がありました。スタッフに緊張が走ります。  クマがいるのは、観光施設の駐車場です。

 施設に来た観光客は、クマが近くにいることに気づいていませんでした。

観光客
「(Q.(クマが)車の辺りに居座っている)まだ、いるんですか?今いるんですか?びっくり、知らなかった。ちょっと怖いですね。駅でアナウンスがあれば良かった」  現場に駆け付けた専門家は、こう話します。 岩手大学 農学部 山内貴義准教授
「(クマが)人にかなり慣れている。人を見ても逃げないようなクマが増えていますので。クマを見掛けた場合は、大声を出して驚かせずに、なるべく距離をとってもらいたい」  今のところ、このクマによる被害は確認されておらず、この観光施設では連休中も営業を継続するということです。

 盛岡市ではクマを捕獲するためワナを設置し、対応しています。

(「グッド!モーニング」2024年5月3日放送分より)

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