新潟県の上越保健所は11月19日、スイセンの球根をサトイモだと思って誤食した60代男性が食中毒になったと発表しました。男性は入院しましたが、快方に向かっているということです。
18日午前8時半すぎ、上越保健所管内の医療機関から上越保健所に、有毒植物による食中毒と思われる症状を呈した患者1人を診察した旨の連絡がありました。
保健所が調査した結果、11月17日に上越市に住む60代男性が自宅で保管していた「スイセン」の球根を「サトイモ」と誤ってみそ汁に調理し、午前6時半頃から自宅で1人で食べたところ、午前7時前から吐き気、おう吐、下痢などの症状を呈し、午前9時半頃、上越保健所管内の医療機関を受診し、入院しました。
保健所が男性宅の未調理品の残品を専門家に鑑別依頼したところ、有毒植物のスイセンの球根であることが判明したこと、男性の症状がスイセンによる食中毒の症状と一致すること及び医師から食中毒の届出があったことから、スイセンによる食中毒と断定しました。
また、男性は快方に向かっているということです。
県は種類の判定ができない植物は「採らない」「食べない」「売らない」「人にあげない」ほか、植物の球根は野菜の形状と似ているものがあるため、保管する時は野菜とは別にし、調理前にもう一度確認するよう呼びかけています。
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