岐阜県によりますと、本巣市の養鶏場で18日、ニワトリ12羽が死んでいるのが見つかり、遺伝子検査を行ったところ、高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。

これを受けて岐阜県は19日午前、緊急の会議を開き、24時間以内にこの養鶏場のすべてのニワトリおよそ1万5000羽を処分することや、消毒などの防疫措置を11月22日までに終わらせることを確認しました。

また、半径3キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、3キロから10キロ以内を区域外への出荷などを禁止する「搬出制限区域」に指定しました。

「移動制限区域」に卵などを出荷している農家はありませんが、「搬出制限区域」にある4か所の養鶏場のニワトリ1万6000羽余りの卵などについては国との協議が整うまで出荷できなくなります。

会議のあと、古田知事は記者団に対し「ウイルスには、いささかの隙も許されないということを改めて厳しく受け止め、対策を徹底していきたい」と述べました。

岐阜県によりますと、県内の養鶏場で高病原性の鳥インフルエンザの感染が確認されたのはことし1月以来です。

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