北海道江別市で発生した大学生集団暴行死事件。その実態が次々と明らかになっている。

 この事件は、被害者の男子大学生(20)が、交際相手の女とその友人らによる暴行を受けて死亡したもの。

 警察は、交際相手の八木原亜麻容疑者(20)とその友人、川村葉音容疑者(20)を強盗容疑などで再逮捕し、11月18日、身柄を検察庁に送った。

■奪ったクレジットカードでタバコ30箱以上を購入

 警察によると、八木原容疑者ら2人は、男子大学生に「金払え」と脅し、キャッシュカードなど奪取。現金12万7000円を引き出したほか、奪ったクレジットカードを使ってタバコ30箱以上と食料品を購入した疑いがもたれている。

 2人は暗証番号が不要なタッチ決済を悪用し、カードが使えなくなるまで繰り返し利用していたという。非道な行為はそれだけではない。


■暴行の様子をスマホで撮影

 捜査関係者によれば、逮捕された一部の容疑者は男子大学生が集団で暴行を受ける様子をスマホで撮影していたという。

 被害者の苦痛をあざ笑うかのごとく、撮影するという冷酷な行為。


■残る少年らも再逮捕の方針

 今回の事件は、男女の交際トラブルが発端とされているが、暴行と強盗、そして残虐性が次々に明らかになる中で、事件の様相は深刻さを増している。

 警察は、逮捕済みの少年ら4人についても、強盗容疑などで近く再逮捕する方針で、事件の全貌解明に向けた捜査を続けている。

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