福島県郡山市は18日、打ち合わせで上司が気にかけていた業者を市の事業に採用させようと忖度した部下が、業者側に情報を漏らす事案があったと発表した。市は上司の環境部長、部下の課長と係長を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にした。同日付で、いずれも50代男性。

 市によると、事業は市の「資源とごみの収集カレンダー」への広告掲載。

 募集締め切り日だった9月30日、別件の打ち合わせの際、部長は広告の話題を出し、特定の業者が選ばれないと知ると、冗談交じりに「何とかならないの」との発言を繰り返した。

 打ち合わせ後、部長の言動を気にする係長に対し、課長は特定の業者に電話するよう指示した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。