アートとデジタル技術を融合させた創作活動の拠点「シビック・クリエイティブ・ベース東京(CCBT)」(東京都渋谷区)によるイベント「CCBT COMPASS 2024」が3日から始まる。アートとテクノロジーを同時に体感し、楽しめる企画だ。

 CCBTは、都などが運営する施設で、アーティストだけでなく市民もテクノロジーを通じた創造性を学べる拠点として2022年に開設された。「CCBT COMPASS 2024」は、CCBTと、JR有楽町駅近くの施設「スシテックスクエア」の2カ所で開催される。

 2日にスシテックスクエアで報道機関向けの内覧会があった。内容は、CCBTで活動してきたアーティストら12組の作品やパフォーマンスの紹介など。参加型の企画もある。

 人間には理解できてもAIには認識できないイラストを描くことで、AIと競争・共創できるゲーム「Deviation Game」や、無作為に設定した街中のルートをAIの案内で人間が歩き、AIの「予測」と人間の「体感」の違いを顕在化させるプロジェクト「TMPR(てんぷら)」などが展示されている。参加アーティストによるトークも予定されている。

 会期は19日まで。入場無料。(松田果穂)

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