捜索を受けているのは、栃木県小山市や茨城県古河市などにある金属くずの買い取りを行う4つの業者で、午前10時半ごろ、警視庁と栃木県警の捜査員が一斉に捜索に入りました。

金属価格の高騰を背景に銅線ケーブルなどが盗まれる被害が相次ぐなか、ことし5月に東京 日の出町の太陽光発電施設から送電用の銅線ケーブルおよそ840メートル、193万円相当を盗んだなどとして、ウェイチェークー・プリチャー被告(24)ら、タイ人の窃盗グループ7人が逮捕、起訴されています。

警視庁によりますと、盗んだ銅線ケーブルは中国人が経営する小山市内の買い取り業者に売却していたとみられ、その後の捜査で、この業者を含む4つの業者が盗品と知りながら買い取っていた疑いがあることがわかったということです。

切断された銅線ケーブルは、買い取りの際の本人確認などを義務づける「古物営業法」の対象外のため、盗品の処分が容易で、対策の強化が課題になっています。

警視庁などはこのグループが関東を中心に1都7県の太陽光発電施設で100件以上の盗みに関わり、繰り返し買い取り業者に持ち込んでいたとみて調べています。

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