広島市安佐南区で不安定な盛り土の上に産業廃棄物処理場が拡張されていた問題で、県と広島市は住民説明会を開き、安全対策工事が必要だと報告しました。
広島市安佐南区上安町の盛り土をめぐっては、県がのり面の一部が崩れていることを確認し、「不適切な盛り土」として公表していました。
17日の住民説明会で県は大雨と大地震が重なった場合、盛り土の地盤の安全性の数値が国の基準を下回ることが想定されるため、盛り土内部の地下水排水対策工事などが必要だと報告しました。
【県・川埼耕作林業振興担当部長】「(地下水の)水位が高くなればなるほど地滑り的な動きの可能性が生じてくるので、その高さを超えないように対策を実施する」
広島市は今後、工事の具体策を検討し、今年度中に設計を終える見通しです。
盛り土をめぐっては土地の所有者が不明で広島市の公費負担となる可能性があります。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。