将棋駒の生産量日本一を誇る山形県天童市で13日、着物や甲冑を着た高校生を駒に見立て、プロ棋士が対局する「人間将棋」が開催された。観客は満開の桜の下、約15メートル四方の巨大な将棋盤で繰り広げられる熱戦の行方を見守った。  対局したのは、貞升南女流二段と武富礼衣女流初段。2人は「なかなか手ごわいのう」と武者言葉で掛け合い。武富初段が「この時代にAI(人工知能)など使っておらぬよな」と言うと、貞升二段が「使ってなどおらぬっ」と応じ、会場を沸かせた。  全ての駒を一度は動かす独自ルールがあり、達成すると大きな拍手が起きた。対局は貞升二段が140手で勝った。  人間将棋は14日まで。


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