5月に入り北海道の各地でヒグマの目撃が相次いでいて、警察が注意を呼び掛けています。

■5月1日午後5時30分ごろ
八雲町浜松の畑で、クマのものとみられる足跡とフンがそれぞれ1つずつ見つかりました。畑の所有者から通報を受け、警察などが確認したところ、足跡の幅は13センチだったということです。すでにクマの姿はなく、農作物などの被害もなかったということです。

■5月1日午前6時ごろ
砂川市一の沢で、近くの住民から「クマの足跡がある」と警察に通報がありました。警察によりますと、道道わきに縦24センチ横17センチの足跡が4つ見つかったほか、足跡らしき後も複数見つかったということです。その後、新たな目撃もなく、目立った被害はありませんでした。現場から約300メートル先に民家があり、警察はパトロールするなど警戒に当たっています。

■5月1日午後6時20分ごろ
中標津町の草地で付近を車で走っていたドライバーが体長約1メートルのクマを目撃しました。

■5月1日午後4時50分ごろ
上川町層雲峡の国道39号付近で体長1.6メートルほどのクマが出没。さらに午後6時10分ごろに同じ上川町の北町で付近に住む子どもが体長約1メートルのクマを目撃しました。

5月2日には、安平町内でクマの目撃が相次ぎ、夕方、ハンターによって1頭が駆除されました。

 警察は、山菜取りやキャンプなどをする際は、クマの出没情報など参考に安全な場所を選ぶほか、1人で行動せず、鈴やラジオをならすなど、クマにこちらの存在を知らせるよう注意を呼び掛けています。

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