札幌弁護士会は、接見禁止中で勾留中の2人に対し自身の携帯電話を使い、計5人の関係者に通話させたとして、所属弁護士を業務停止2か月の懲戒処分にしました。
5月2日付けで業務停止2か月の懲戒処分を受けたのは札幌弁護士会所属で平井総合法律事務所の平井達哉弁護士です。
札幌弁護士会によりますと、平井弁護士は2021年4月から5月までの間、詐欺罪で勾留中の2人に対し、接見禁止中であるにも関わらず、自身の携帯電話を使い、計5人の関係者に通話させました。
通話をさせた動機は分かっていませんが、平井弁護士は報酬を受け取っていました。
誰から報酬を受け取ったのかは分かっていません。
2023年4月、札幌地方検察庁から照会申し立てがあり、発覚しました。
平井弁護士は「申し訳なかった」と話しているということです。
札幌弁護士会は「当会に所属する会員が重大な非行に及んだことを厳粛に受け止め、再発防止のための措置を講ずるとともに弁護士・弁護士会に対する信頼回復に努めてまいります。誠に申し訳ありません」とコメントしています。
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