旧優生保護法のもとで不妊手術を強制されたことを巡り、裁判が続いていた名古屋市の夫婦が国と和解しました。

 聴覚障害を理由に不妊手術を強いられた尾上一孝さん(77)と妻の敬子さん(74)が国に賠償を求めた裁判で、11月15日、国が2人に対して慰謝料あわせて1500万円などを支払うことで双方が合意し、正式に和解が成立しました。

尾上敬子さん:
「本当にほっとしました。謝ってもらえるということで、私としては安心しております」

尾上一孝さん:
「今日、最高に感動いたしました。これ以上、言葉にできません」

 最高裁が旧優生保護法を憲法違反と判断したことを受け、国は2024年9月、全国の原告の代表らと和解の合意書に調印していました。

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